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クレイジージャーニー 峯水亮 プランクトン愛と奥深い話が面白い!若返りクラゲや下村先生のクラゲ話も

にゃん吉です。


2月20日放送の『クレイジージャーニー』の感想です!

 

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今回はプランクトン写真家の峯水亮さんの回でした。
プランクトンってあのプランクトンですよね?
専門の写真家ってことなのかな?


オープニングで「プランクトンは海の中で輝く宝石のように見える」と言う峯水さん。そんなに美しいのか…。

 

▽目次です▽

 

 

オープニングトーク 『マツコの知らない世界』に連れて行かれた松ちゃん

松本 うちの変てこプロデューサー(坂本P)が、あいつの後ろをついてスタジオ来たら、スタジオ間違ごうて『マツコの知らない世界』に連れてかれた。
小池 (爆笑)。
設楽 (たぶんドア指して)だからあっちから来たんですか?なんか松本さんがおかしなところから登場してきたんですよね。
小池 信じらんないよね。プロデューサーなのに。
松本 プロデューサーやで?
設楽 今日いつもの収録するスタジオと違うんだねという…。
松本 「スタジオ知らない世界」ちゃうの。
小池 (笑)。


松ちゃんもあまり何も考えずにただついて行ったということですよね。そういうことありますよね~。ついて行ったら、間違えられたって言うの(笑)。
それを面白おかしく言うのはさすが!

 

プランクトンとは「海の浮遊生物」

そうそう!!
番組冒頭でプランクトンの持つイメージの話がありました。我々の知るプランクトンって、番組に出ていた「ミジンコ」「ゾウリムシ」ですよね!
果ては、赤潮のイメージです。


「海の宝石」とはほど遠いんですけど。。。


ちなみに、プランクトンは遊泳能力が乏しく、海の中を常に漂っている存在の「浮遊生物」とのこと。魚、エビ、カニの幼生の時をプランクトンと言うそうです。へぇ。
魚の幼生なので本当に小さいものから、体長5mmのものから、2mもあるプランクトンもいるそうです。
なんかイメージと違う。


プランクトンには2種類あって、幼生期の一定期間だけプランクトンとして過ごす「一時プランクトン」と、生涯プランクトンの姿で過ごす「終生プランクトン」になります。
「終生プランクトン」が、ミジンコやクリオネだそうです。


またプランクトンは種類によって、姿・形を変えるものや、回数期間も様々で、トリクチス期、レプトケファルス期、ゾエア幼生期、メガロパ幼生期などまだまだあるようです。
さすが海は神秘の宝庫!

 

プランクトン写真家としての峯水亮さん

プランクトン写真家の峯水さんは、300日も海に潜るんだとか!
それも28年間!!
峯水さんは数百種類のプランクトンを撮影されてました。でも、それは全体の1割にも満たないんだそうです。
海の神秘ですかね。凄いなぁ。


無数にいるため、また見たいと思ってもなかなか出会えないという一期一会の関係が、峯水さんとプランクトンの関係でした。
確かに海の中で浮遊しているんですから、ずっとそこに留まっているわけもないですもんね。水の流れがありますから。


2016年には「日経ナショナルジオグラフィック写真賞」でグランプリを受賞されています。
それは水中カメラマンでは初とのこと。
やっぱり凄い人なんですね。
一生続けると言ってました。未知の出会いがたくさんありますから、飽くなき探求心が駆り立てられるんでしょう。


峯水さんはプランクトンを「この子たち」と呼んでました。愛がありますね。

 

峯水さんのプランクトン撮影のキッカケ

元々は海の魚を撮影していたという峯水さん。
クラゲを初めて撮影した時に写真に写らなかったんだそうです。その理由は、透明な生き物は光が透過してしまうため、普段使っている露出が通用しなかったんだそうです。
その後調べて撮れた時に、生き物が輝いて写っており、それからその世界を広めていきたいと思ったのがキッカケでした。


そうか。
透明だと光が反射しないので写らないんですね。勉強になるなぁ。

 

今回のロケは沖縄の久米島と伊豆の大瀬崎

今回のロケは沖縄久米島での撮影でした。
一時プランクトンが浮遊生活を終える時に沖にくるそうで、そこを撮影するというのことでした。


撮影には「ブラックウォーターダイブ」と呼ばれるたくさんのライトで、魚を呼び寄せるんだとか。
峯水さんは30灯でした。
これは峯水さんが自ら考案した方法です。水深20mのところに設置してました。


海の潮目にプランクトンは大量発生するそうです。あー、なんか昔理科の本で読んだような…。


ライトをセットし終えると、宇宙空間のような映像が出てきました。綺麗です。
撮影はかなり難しいそうで、ミリレベルのプランクトンに峯水さん自身も動きを合わせて撮影に挑みます。その辺りも長年の勘ですかね。


小さいゴミのようなのを見つけて峯水さんが撮影すると、青い透明なギボジムシが写されてました。う、美しい…。ちなみに7mmです。


プランクトンはデリケートで、人が近づいた水流で形が崩れたり、ひどい場合には死んじゃう場合もあるそうです。
峯水さんはそうならないように、慎重に撮影されてました。

 

生きているメガロパ幼生の撮影世界初!ヌノサラシの稚魚の初撮影

今回沖縄では、「ヌノサラシの稚魚」は峯水さんの28年のカメラマン生活で初の撮影成功でした!
無数存在しているのですから、まだまだ撮影していない生物はいますよね。番組で見れてよかったです。


また、伊豆の大瀬崎の撮影は昼間に行われました。


そこでは、「ムギワラエビのメガロパ幼生」が、峯水さん初めての見たそうです!
メガロパの前は見たことがあるそうですが、「生きているメガロパ幼生」の姿を捉えたのは、世界初と言ってました!
世界初!?「クレイジージャーニー」凄くないですか?

 

 

番組で紹介されたプランクトン

  1. ホシムシ類の幼生
  2. ニマイガイの仲間、ミノガイ科の幼貝
  3. ハナギンチャク科の幼生
  4. ギボシムシの幼生
  5. カクレウオの稚魚←カクレウオはナマコの肛門の中で暮らす魚
  6. 巻貝の幼貝
  7. テングハギの稚魚←浮遊生活を終える晩が見れた!
  8. ソデイカの稚仔
  9. イチメガサクラゲ←筋肉質なため、七色に光って見えることがある
  10. シャコの幼生
  11. ヌノサラシの稚魚←峯水さんのとって初!
  12. ベニクラゲモドキ←不老不死、若返りのクラゲと言われている!
  13. タルマワシ(オス)←映画「エイリアン」のモデルになった生き物!!クラゲをくり抜いて生活をする。
  14. タルマワシ(メス)
  15. ヒョウタンハダカカメガイ←2009年に峯水さんが70年ぶりに発見したそうです。クリオネの仲間。
  16. カワリハコクラゲモドキ←グミみたいに硬い
  17. ハダカイワシの稚魚
  18. ムギワラエビのメガロパ幼生←エビとカニの間の生き物。峯水さん初めて!
  19. ツノクラゲの大群
  20. ワニギスの稚魚
  21. ウチワエビ←ミズクラゲの上に乗って楽をして浮遊している。しかもクラゲを栄養にしている。
  22. サザナミウシノシタの稚魚←ヒラムシのフリをして浮遊している。擬態。
  23. アジの稚魚←クラゲを被ってフェイスマスクのように扱う。寄生虫から身を守るため。

 

松ちゃんは、「カクレウオの稚魚」のナマコの肛門にいる姿を見て、「人の肛門の中に隠れてまで生きたいとは思わない」と言ってましたけど、その通りですね(笑)。

 

ベニクラゲモドキは若返りのクラゲ

クラゲは「卵」→「ポリプ」→「クラゲ」と成長します。
「ベニクラゲモドキ」は「クラゲ」まで成長して、環境が変わると「ポリプ」に戻ってまた「クラゲ」になるというのを繰り返すんだとか!


そのため、「若返り」「不老不死」の研究がされているそうです。
永遠に死なないというのは逆に怖い気がしますけど、細胞が「若返る」ことによって、治療に役立つのはいいと思います。
いつか研究の成果が出るのかな?

 

 

 

ノーベル化学賞の下村脩先生とオワンクラゲ

2008年にノーベル化学賞を受賞した下村脩先生は、このオワンクラゲで受賞しています。


紫外線を当てると緑に発光する物質蛍光タンパク質をオワンクラゲが持っていて、ガンの細胞に付けるとどこにガンがあるか見えるという発見でした。
そういうことだったんですね。
そういえば、当時このクラゲを飼育している水族館が注目されていましたよね?

 


いやぁ、めちゃくちゃ面白かったです。
家のテレビが水族館になったようで、神秘的な雰囲気もバッチリ!またぜひ見たい!!
癒されました。

 

峯水さんは「タカアシガニのメガロパ幼生を撮りたい」というのが目標のようです。


最後に、松ちゃんの迷言。
「浮遊してたらプランクトンなんですよね。吉本にもプランクトンいっぱいいます」←(笑)

 


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