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スルガ銀行下方修正と身の丈に合わないローン…「かぼちゃの馬車」融資

にゃん吉です


5月8日、スルガ銀行が株価取引終了後に、業績修正を発表しました。
予想通りの18年3月期の連結経常利益は、大幅に下方修正してきました。
シェアハウス融資の件が大問題となっておりましたから、予想通りです。

 
問題はこれからです。
この程度の減益で済むのかどうか。


発表では、こうでした。

連結経常利益:615億円→308億円。
連結経常損益:303億円→ー3.6億円(赤字)。


凄い利益が吹っ飛んでます。
株価も、ここ1ヵ月で1000円近く下げてますが、この発表と、シェアハウスのスマートデイズ問題がさらなる不安定を生みそうです。


15日の決算と今年度の業績予想もどうなるのか、とても気になるところです。

 

そもそもスマートデイズの「かぼちゃの馬車」って?

連日、経済ニュースの話題では取り上げられてます。
スルガ銀行は、株式会社スマートデイズとシャアハウスを購入するオーナーに融資をしていました。


していました、というのは、スルガ銀行が融資を打ち切ったからです。


そこが発端となり、シェアハウスを経営していたスマートデイズが経営破綻になりました。


スマートデイズ社が運営していたシェアハウスが「かぼちゃの馬車」です。
「かぼちゃの馬車」は、女性向けシェアハウスです。
このシェアハウスを販売して、その上で賃料を支払うというサブリース契約を行ってました。


どういうことかと言うと。。。

シェアハウスを1棟購入するには多額の資金が必要

その賃料を支払ってあげるから、そこからローンのお金を払えばラクチン


ということで、購入者にローンを組ませました。
その融資元が、提携していたスルガ銀行です。


ここで問題になってくるのは、サブリース自体ではなくその内容です。


「かぼちゃの馬車」は、家賃以上の収入を支払っていました。
この家賃以上の上乗せ分は、スマートデイズからの持ち出しになるのです。
その持ち出し分は、スルガ銀行からの融資で補ってました。


手数料やその他のサービスなど、どこかで黒字化を目指して経営をしていたのでしょうけど、そもそも無理な設定で売り出してしまった案件なので、資金繰りは厳しかったようです。

 

スルガ銀行からの融資ストップで経営破綻

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スマートデイズ社は、スルガ銀行からの融資を止められました。


そこの経緯は未だに不透明ですが、無理な融資である、とどこかで判明し、融資を止めた、というところだと思います。
銀行の上層部がこの融資を知っていたのか、関与していたのか、これから解明されるでしょう。


上記のように、無理な運営をしていたスマートデイズ社は、資金を当てににしていた銀行からの融資を止められ、オーナーに家賃を払えなくなりました。
そして、経営破綻です。

 

スルガ銀行はなぜ無理な融資をしたのか

突然の経営破綻ですから、シェアハウスを購入したオーナーへの影響も絶大です。
多額のローンを抱えてしまっているからです。


もちろん、投資の一環ですし、資産運用の一つですから、自己責任ということもあります。


ですが、オーナーの中には、ほぼ全額に近い融資を受けていた方もいらっしゃいます。
なぜ、そのような融資が出来てしまったのでしょう。


「かぼちゃの馬車」は、スルガ銀行が提携の銀行でしたから、ここでの融資が前提になっています。
ということは、この返済が無理な融資をスルガ銀行が行ったということです。


ニュースでは、預金残高が30万円でも2億円のローンが通ったと報道されてます。
実際には、預金残高を900万円に改竄したとか。


銀行で改竄って。。。
現在では、銀行ぐるみでは、とも言われてます。


もう何が何やら、な状態になってきたスルガ銀行。


いろいろ積極的に取り組んでいて、業績を上げていた銀行だけに、かなり残念です。
私も、Tポイントとの紐づけとして、スルガ銀行の口座を開設してるだけに、心配です。
こういう方、結構いると思います。

夢みたいなローンを組むことの注意

「かぼちゃの馬車」で思うことは、上記でも言ってるとおり、預金残高が30万円でも2億円のローンが通った、という驚きです。


普通、こんなローンの申請は通りません。
土地を保有していたら、担保ということもありますが、土地なしの預金30万円ってあり得ないです。


サブリースによって、家賃保証があるから返済も厳しくない、と思ってしまったのでしょうか。
何でもそうですけど、身の丈に合わないことをする場合、きちんと調べるようにすべきです。


今回のケースでは、スマートデイズ社が破産し、ローンと購入したシェアハウスが残りました。


こういう最悪なことも有り得るのです。
それも、ものすごく割高なシェアハウスです。
売却しようにも、自身の希望価格では売れない物件なのです。
借金が残るだけになってしまったのです。


ローンを組む場合ですが、将来もしかしたら、仕事を辞めないといけない、働けなくなるかもしれない、という最悪なこともあるかもしれません。
「多額のローン=借金」なので、最悪なにか生じても払っていけるかどうか、綿密にシミュレーションすることも大事だと思ってます。

 

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