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サラ・オレイン 絶対音感と色の共感覚のデメリットの怖さ【ワイドナショー】

 

にゃん吉です。


5月13日のワイドナショーで、「苦手な音(嫌いな音)」という話題がありました。
そこで、この日のゲストコメンテーターだった、歌手でありバイオリニストでもあるサラ・オレインさんのお話が、とても興味深かったです。

 
まずは番組での嫌いな音ランキングはこちらです。

1位 蚊の飛んでいる音
2位 くちゃくちゃと食べる音
3位 歯医者で歯を削られる時の音
4位 ガラスの擦れる音
5位 歯ぎしり

これはよくわかる順位ですね!
どれもみんな嫌な音です。


番組内でもみんな納得していました。
音そのものというよりも、その音で行為が想像できるものが嫌がられているようだ、と分析されてました。


ここで、サラ・オレインさんに話が振られます。

サラ・オレインさんは絶対音感の持ち主

「どんな音が嫌ですか?」という質問に対し、違和感のある音が好きではないという面白い答えが返ってきました。


サラさんは、絶対音感を持っているそうです。
そのため、ドレミファソラシドの「ド」が「ド」じゃない場合、違和感を感じるそうなのです。


わかりづらいですよね。
わかりやすい例えが番組でありました。
カラオケで半音下げて歌うと、サラさんの場合は違和感を感じるということです。
それは、実際の音程ではないからです。


サラさんがおっしゃるには、さんは、『サウンドオブミュージック』の「ドレミの歌」の「ドはドーナツのド」は、本当の「ド」の音ではないとのこと。
B♭(ビーフラット)だとか。
半音下がっているんですね。

サラ・オレインさんは共感覚でもある

また、サラさんは、絶対音感だけではなく、共感覚の持ち主でもあるそうです。

 

共感覚とは、「ある刺激を感じた際に、他の異なる感覚も引き起こされること」、と説明がありました。


サラさんの場合は、聴覚と視覚の両方が自然に働くという共感覚です。
実際には、サラさんは、音を色で覚えたことが共感覚のキッカケとか。


5歳の時にピアノの前に座って、音を覚えるのに苦労していていたサラさん。
それを克服するのにどうしようと思っていたら、「ド」の音がオレンジ色に見えたんだそうです。
そこで、わかりやすいものに置き換えれば覚えやすいと気づき、音を色で覚えていったのだとか。


サラさんは、「ド」はオレンジ色、「レ」は緑、「ミ」はブルーの一種に見えるそうです。
▽こちらにも詳細がありました。

www.tfm.co.jp

 


共感覚の持ち主って天才に多いと言われてます。
だから、サラさんも才女でもあり、素晴らしい音楽家なんですね。
歌、激うまですもんね!


音が色で見えるというのが不思議な感じですが、番組でもキツネにつままれたような雰囲気でした(笑)。

共感覚だからこそのデメリットの話が怖かった

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これは、絶対音感で共感覚の持ち主のサラさんだからこその体験のお話です。


サラさんは、本来の音ではないと違和感を感じると、上記でも言いました。


以前に一度病気になって、ある薬を処方され飲んでいたサラさん。
それで、全ての音が半音低く聞こえてしまう、という症状が出てしまったようなのです。


それは本当に怖い体験で、今でもそれがトラウマになっていると話してました。


サラさんにとって、半音下がるということは、当たり前の事が当たり前でなくなるからです。


上記に示したように、サラさんには「ド」の音がオレンジ色に見えるのが本来の色なのに、半音下がることによって紫に見えてしまう症状に陥りました。
同様に、他の色も違った色に見えてきます。
全部の音が半音下がっているためです。


当然そうなってくると、混乱してわからなくなってきてしまいます。


サラさんの例では、エレベーターの音や電子レンジの音も色で判別しているから、全てに混乱してしまったそうなのです。
色を見る感覚で、音を捉えているからこそ生じる事象です。
私たちが、「赤い色」をみて、「赤」と自然に認識しているのと同じ感覚なのです。


それが、共感覚を持っているサラさんの認識している音と色がズレるわけですから、脳が混乱してしまうのです。
これは恐怖ですね。


サラさんは、病気の時のその感覚が、非常に怖かったと話してました。
ちょっとおかしくなりそうだった、というくらいに混乱してしまっていたようです。


病院で、知らない音や聞いたことのない音であれば、音と色のズレを感じなくてすんだらしいのですが、それがいつ戻るのかとても不安だと語ってました。


確かに、病気が治らなかったら、と考えてしまいがちです。


そのため、病気を患っている間は、ご自身の知っている音楽も曲も聞けなかったようです。
自然の音が狂ってるというのが何よりも怖かったためです。


絶対音感も共感覚も持ち合わせていないと、実際にどのくらいの恐怖かはわかりかねますけど、オレンジが紫になるって、普通でもあり得ませんもんね。
それが全ての音に対してですから、本当に怖い気がします。


共感覚って、いいことづくめなのかと思ってましたが、こういうこともあるんですね。
とても興味深く見てました。


病気が治って、本当によかったです!


最後に、サラさんの好きな音は、「お肉がジュージュー焼ける音」、シズル感(sizzle)だそうです。
すごく心地がいい、と幸せそうな表情をされてました。

 

松本さんは絶対音感をお笑いの「間」と表現


まっちゃんは、絶対音感をお笑いの「間」に近い感覚と捉えてました。
ヒロミさんも同調していて、「好きな間がある」と言うと、まっちゃんもすごく頷いてました。
「それがもしかしたら、我々で言う絶対音感なのかもしれない」、とのことです。


この笑いの「間」は、ちょっとの狂いも気持ちが悪いそうです。
せっかく面白いことを言っていても、「間」が悪いと「なんやろ、気持ち悪っ」となるそうです。
なるほど!
ダウンタウンって、この「間」が一緒だったんだろうな、と感じました。

 

▽こちらの記事もどうぞ▽ 

gosimplelife.hatenablog.com